京都RePPYの不動産業務とは?
世界から注目される国際伝統文化都市、京都市。京都の街中(まちなか)には空き家をはじめ活用されていない不動産が沢山埋もれています。そんな不動産が埋もれている「京都でサスティナブル社会」を創っていきたい。それが京都RePPYの思いです。
京都でサスティナブル社会
サスティナブル(Sustainable)とは、維持できる、耐えることができるという意味です。日本における1960~1990年代の経済成長はその裏側で環境破壊を生む要因の一つにもなりました。経済成長で日本は発展し人々の暮らしは豊かになりましたが、一方で公害をもたらし自然環境は悪化しました。1980年代に入ると経済成長と環境保護を両立する機運が高まり、1992年のいわゆる「地球サミット」では持続可能な開発のための行動計画「アジェンダ21」が採択されました。
そのような背景で、高度経済成長中の京都では街並みの景観は守られ、自然環境も保護されてきたものの、昨今の社会情勢や人口減少による空き家や空き建物の増加、機能しない建物が放置されているといった社会現象が発生してきました。そんな建物、不動産が放置され周辺の安全が担保されない、あるいは解体され京都の街並みとは異なる景観になっている場所をよく見かけるようになってきました。
そんな京都の不動産を見てきて、永らく緑化事業と不動産事業に携わってきた私は、維持できる、耐えることができる永続的な京都を創っていく一部分に関わりたいとの思いが強くなりました。その思いに加え、SDGs目標12 「つくる責任つかう責任」を掲げて不動産業務を行います。
つくる責任つかう責任
SDGsは「Sustainable Development Goals website」(サスティナブル・ディベロップメント・ゴールズ・ウエッブサイト)の略称であり、持続可能な開発目標を示しています。SDGs には17の目標がありますが、その中の目標12「つくる責任つかう責任」は持続可能な生産消費形態を確保することを目的としています。持続的開発を阻む要因の一つには、食品廃棄や有価物の投棄など資源の浪費が挙げられます。
この「つくる責任つかう責任」では主に食品のことがうたわれていますが、不動産にも当てはまることだと考えます。古くなった建物が不要になったからと言って解体し、新たな建物を建築する。そのように「新たなもの」を創り出していく方法も、もちろんありますが、一方で一部の解体のみで有価物の投棄を抑えたり、その解体工程での廃棄物の発生を抑制し、残った建物を「リサイクル・リユース」として活用することもできるのです。
「新たなもの」を創るにせよ、「リサイクル・リユース」で創りかえるにせよ、創る側には不動産を通じて京都の将来に責任を持たなければなりません。そしてその不動産を活用していくのは、将来に京都の社会を引き継いでいく現代に生きる我々です。我々が「今」の不動産を責任もって使用すれば、サスティナブル社会は未来永劫に繋がっていくと思います。
以上のような思いに基づき【つくる責任つかう責任】を具現化し、【京都でサスティナブル社会】を創っていくためにリノベーションや企画提案、売買の仲介を通じて不動産の有効活用を行ってまいります。